外壁工事をする際、数ある外壁材の中から何を選べばよいのか、迷われる方も多いのではないでしょうか。外壁材の種類によって、費用や耐用年数が異なるので、慎重に選ぶ必要があります。
そこで今回は、外壁材の種類ごとの特徴についてご紹介します。記事の後半では、外壁材を選ぶ際のポイントについても解説していますので、外壁工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁材は主に7種類ある
外壁材には、主に以下の7種類があります。
- ●窯業系サイディング
- ●金属系サイディング
- ●木質系サイディング
- ●樹脂系サイディング
- ●コンクリート
- ●ALCパネル
- ●モルタル
- ●タイル
ここからは、それぞれの種類の特徴についてご紹介します。
● 窯業系サイディング
窯業系サイディングとは、セメントに繊維質や混和材を混ぜ合わせた材料を、パネル状に加工したタイプです。現在日本では、メジャーな外壁材として広く使用されています。
窯業系サイディングは、機能性・デザイン性・コスパのバランスに優れているので、さまざまな建物で採用されやすいです。また、デザインの種類も豊富で、レンガ調やタイル調など好みの仕上がりを楽しめます。
しかし、防水性の面では性能が高くないので、放っておくと劣化しやすい点に注意が必要です。こまめに塗装やメンテナンスを行いましょう。
●金属系サイディング
金属系サイディングとは、スチールなどの金属パネルを加工して形成されるタイプです。ほかの種類よりも軽いのが特徴で、モルタルの10分の1、窯業系サイディングの4分の1の軽さになっています。したがって、建物にかかる負担を小さく抑えられます。
しかし、金属の特性により、気温の変化や衝撃などによって変形しやすい点に注意が必要です。定期的な点検やメンテナンスを行いましょう。
●木質系サイディング
木質系サイディングとは、無垢の木材が使われているタイプを指します。あたたかみのあるデザインや、時間とともに増していく味わいが魅力です。
しかし、木材の特性から断熱性が低いため、火の取り扱いには十分注意しましょう。また、水分を含むと変色や腐食の原因になるので、定期的に塗膜の塗り替えをする必要があります。
●樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、プラスチックの一種である塩化ビニール樹脂を使って形成されたタイプです。耐久性に優れており、ひび割れや腐食が生じにくい特徴があります。また、軽量であるので建物にかかる負担を抑えられ、地震の被害リスクが低くなる点も特徴です。
しかし、デザインの種類が少ないなどの理由から、日本ではまだあまり普及していない実態があります。
●ALCパネル
ALCパネルとは、軽量気泡コンクリートと呼ばれる外壁材です。一般的なコンクリートの4分の1ほどの軽さで、耐久性・断熱性・耐火性に優れています。その性能の高さから、高層ビルや戸建て住宅など幅広い建物に使用されています。
しかし、防水性は低いので、ほかの外壁材などと組み合わせて防水機能を高める必要があります。
●モルタル
モルタルとは、水と砂にセメントを練り合わせた外壁材です。ほかの外壁材と異なり継ぎ目がないため、デザインの自由度が高くなっています。また、使い勝手がいいので、下地材や仕上げ用としても人気です。
しかし、汚れやひび割れなどによって劣化しやすい特徴があるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
●タイル
タイルとは、粘土をパネル状にして加工したタイプです。水をほとんど吸収せず汚れがつきにくいので、浴室の床や壁などでよく使われます。耐久性が高く、年数が経っても劣化しにくいのが特徴です。
しかし、施工の方法によっては、剥がれや浮きが起きる可能性もあります。タイルの施工を行う場合は、技術と経験を積んだ施工会社に依頼しましょう。
外壁材の選び方3つ
ここからは、外壁材を選ぶ際に押さえておくべきポイントをご紹介します。
①費用で選ぶ
外壁材の種類によって、工事にかかる費用は大きく変わります。安価なものと高級なものでは10倍程度差があるので、コスパを重視したい方は、価格に注目して選びましょう。ただし、あまりにも安すぎる価格を提示された場合は、悪徳業者の可能性があるので注意してください。
②耐用年数・メンテナンスの頻度で選ぶ
外壁材の種類によって、耐用年数やメンテナンスの頻度が変わります。たとえば窯業系サイディングでは7年ほどでメンテナンスが必要になりますが、ALCパネルは、15年ほどはメンテナンスの必要がありません。
メンテナンスの頻度が少ないほど、価格が高くなる傾向にあります。コストと手間を考えながら、検討してみてください。
③デザインで選ぶ
デザインの好みで外壁材を選ぶのも、大切です。外壁の種類によって、質感や見た目が大きく異なります。たとえば金属系サイディングはスタイリッシュなイメージになり、モルタルは高級感を演出できます。見本なども見ながら、慎重に選びましょう。
まとめ
今回は、外壁材の種類についてご紹介しました。外壁材は、種類によって費用やデザイン、耐用年数などが大きく異なります。メンテナンスの手間なども踏まえた上で、後悔のない選択をしましょう。
「SK株式会社」では、個人・法人を問わずに、多様な建物の外壁工事を行っています。豊富な施工実績と高い技術により、さまざまな外壁材を使用した施工に対応いたします。資格をもったスタッフが多数在籍していますので、外壁工事を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▼お見積もり・ご相談はお気軽に▼
【お問い合わせ】090-8822-4431
【営業時間】8:00~20:00
【メール】お問い合わせはこちら≫
【対応エリア】横浜市・川崎市を中心に神奈川県から関東一円